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屋根カバー工法の優位性について

2017.03.25
近頃よく聞くようになった『カバー工法』という言葉。
外装リフォームをご検討の方であれば一度は聞いた事があるのではないでしょうか?
カバー工法は屋根にも外壁にも適用できるので、どういうものなのか知っておいて損はないと思います。
外装リフォームをお考えの方はぜひご一読ください。


1.カバー工法で施工できる屋根材とその割合

現在、日本の住宅に使用されている屋根材は大きく4つのカテゴリーに分かれます。
・スレート系(コロニアルなど) ・金属系(ガルバリウム鋼板) ・粘土系(和瓦・洋瓦) ・セメント系(モニエル・コンクリート瓦)

その中で屋根カバー工法ができるのはスレート系と金属系のみとなります。しかし、スレート系や金属系の屋根材でも、
急勾配の屋根は施工に不向きな場合がございますので注意しましょう。

2.屋根のカバー工法とは

カバー工法とはその名の通り、今ある屋根材の上に防水シートを敷き、その上から新しい屋根材で覆う施工方法のことです。
屋根を重ねて二重に葺くことになるので『重ね葺き』と呼ばれることもあります。

3.屋根カバー工法の工程

①現在の屋根全体に新しい防水シートを敷きます。


②その防水シートの上を、新しい屋根材でカバー設置します。


③棟板金などの水切り金具を取り付けて完了です。


4.カバー工法のメリット・デメリット

(メリット)          
・葺き替えに比べ費用が安い
既存屋根の撤去処分が無いので、工事費用の節約が可能
・重ね葺きにより断熱性・防音性・防水性が向上
新設した屋根材の厚みに加え、既存の屋根材の厚みが雨の侵入や雨音などを防ぐ
・工期が短い
既存屋根材の撤去・養生などが無いため、葺き替え工事の約半分ほどの工期で施工できる

(デメリット)           
・屋根の重量が増える
カバー工法は現状の屋根の上にもう一枚屋根を設置するので、耐震性の面ではやや不利になる
・下地材の傷み具合が把握しづらくなる
雨漏りで下地材が腐っていた場合、下地の補修が出来ずダメージが放置される可能性がある
・カバー工法施工後、雨漏りが発生した際に原因の特定がしづらくなる
屋根の構造が2重になるため、万が一雨漏りが発生した場合には、原因特定が困難になる恐れがある

まとめ

今回ご紹介したカバー工法は、すべての屋根に適用できるわけではありません。
下地が腐食している場合や耐震性を重視したい場合は葺き替えという施工方法もあります。
カバー工法はリフォーム費用を抑えたい、工期を短く済ませたい、住まいを次の代へ
引き継ぐつもりはない場合にお勧めします。お住まいの状態と今後の展望を考えて選択するようにしましょう。
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